不動産を購入・売却、又は賃貸物件を借りる際に支払われる仲介手数料。
その際に、本音を言えば可能な限り経費を節約したいものです。賃貸で言えば、敷金や礼金、保証会社や火災保険の支払いは理解していても、「仲介手数料」って支払いたく無いと思う方もいらっしゃいますよね。
今回は、仲介手数料が発生する仕組みをご説明致します。今後数回に渡り投稿する内容を、ある程度ご理解頂ければ、トラブルのないお取引や節約が出来ることもあります。
先ず、仲介手数料とはどんなものか?
それは「不動産の仲介(売買・賃貸)でご成約した時に不動産会社に支払う手数料のこと」のことです。そんなの分かってる!って方も多いと思います。
では、不動産営業マンはどの様な活動をするのでしょうか?
〜営業マンの活動〜
・広告出来る物件を探し、ポータルサイトや自社HPに掲載し、集客を図る。(web反響を取るって、本当に大変なんです。。)
・部屋を借りる方の条件に合ったお部屋を探す
・物件や周辺環境、ライフスタイルに合ったお部屋を提案する
・実際に物件内覧をする
・お気に召す物件が見つかった際、お申込を行う。
・交渉業務
⭐︎売買の場合⭐︎ 物件の元付仲介業者や売主と交渉する(価格・契約日・引渡日etc)、金融機関との融資打診・交渉
★賃貸の場合★ 物件の貸主と交渉する(賃料・初期費用・契約日・入居日etc)
・契約のための書類を作成する等、事務手続きを行う(役所に調査をしに行ったり、マンション管理組合から調査資料を徴収したり、様々な業務があります)
・設備点検を行う
・引渡確認、鍵の引渡しを行うetc
大まかに書きましたが、消費者様に安心してお取引頂くため、他に細かい業務が沢山あるのです。
仲介手数料は、これらの業務を完結した際に報酬として支払われる金銭になります。
仲介手数料は「成功報酬」であり 、契約が成立して初めて発生するものです。不動産会社に物件の案内をしてもらっても、物件の取引をしなければ、この手数料を支払う必要はありません。
次の記事では、支払いの上限金額や仲介手数料無しのケース、不動産会社が得る報酬についてお伝え致します。